総合学科というのはどんな学科ですか?
「普通科」でもない「専門学科」でもない「第3の学科」です。
高等学校には、国語や数学などの普通教科を中心に学ぶ「普通科」と、農業や工業、商業、 水産などの職業系科目を中心に学ぶ「専門学科」があります。
高校に進学する場合には、どの学科を選択するかを、中学3年生で行わなければなりません。 しかし、入試の時期になっても自分の進路が決定できず、「とりあえず普通科に行っておきなさい」とか 「成績から見て工業高校あたりがいいのでは」などと、親や先生からアドバイスを受けて高校を決める生徒も多く、 入学後の学校不適応の一因ともなっています。そこで登場したのが「総合学科」です。
総合学科では、高校1年生で全員普通科目を学習、2年生から希望する専門の「系列(コース)」に分かれて学びます。 1年生で自分の適性や将来の生き方、進路についてじっくり考える時間を取り、 確信をもって自分がやりたいことを選べるというわけです。